
皆様と疑問を深掘りするつくもりです
今回はざまぁ小説とスカッと動画について考察していきたいと思います。
なお、これはあくまでも個人の感想です。あらかじめご了承ください。
それでは今回のお題の結論から
小説家になろう・アルファポリスで現在も流行している、ざまぁ。
どこかで見たことがある気がしませんか?
そうです。
YouTubeで流行っていたスカッと動画とかなり似ています。(現在も流行ってはいます)
もっと言うと、この系統は、まとめ系ブログで流行っていた要素です。
義母に復讐だとか、夫に浮気されるけど相手が落ちぶれるだとか、いじめっ子が逆にひどい目にあうとか。
完全になろうのざまぁ系の要素を含んでいますね。
このまとめ系ブログの大元は、5ちゃんねる(旧2ちゃんねる)です。
2ちゃんや5ちゃんで過去にあった体験を書いていく、という方式が流行っていたそうです。
それが、浮気だったり、いじめだったりパワハラだったりと、パターンは様々ですが相手に非がある場合がほとんどのものです。それがどういう経緯で起き、どうなっているか、解決はこうした、という体験談形式ですね。
その要素がそのまま動画や小説に流れ込んできたとみていいと思います。
一番は、手軽に快感を得られるからだと思います。
というのも、この手のスカッと系の創作は、かなり根強い人気があります。
短時間で快感をえられるため、中毒のような感じになるからです。
ひとつ読んでは次。また読んでは次。と、ループしていきます。
私がスカッと系の恐ろしさに気づいたのは、スカッと動画のシナリオを書いたことがあるからです。
いつから動画で流行りだしたのかは謎ですが、とある時期から、スカッと系動画のシナリオ作成依頼が増えました。
ざまぁ系のストーリーの作り方はこちらから↓
実際に、かなり有名な大手ちゃんねるでシナリオを書かせていただいたことがあります。
ちゃんねる自体が大きいので、1日で数十万再生されました。
そして、コメント欄は敵役を非難するもので溢れていました。
そうなるように狙って書いたので当然ですが、実際にあったことかのように憤慨しているので少し恐ろしく思ったものです。現実とフィクションの境目があやふやになっている人が増えているのではないかと。
もちろん、フィクションと理解した上で楽しみ、怒っている人が大半だとは思います。
ですが、それほどまでに感情移入し、怒りをむき出しにする人がいることも事実です。
ざまぁやスカッと系は手軽に快感を得ることができますが、同様に不快な気分にもなります。
これが流行する日本の未来が明るいと思えないのが正直な感想であり、悲しいことでもありますね。
中毒性が高いので、なかなか廃れないとも思います。
小説家になろうは現在、純粋な物語と、スカッと創作が半々くらいになってしまっているような気がします。(ざっと見た印象です)
短編が人気なのも、手軽くスカッとしたいからでしょう。
動画も基本的に一本で完結する短いタイプです。
ざまぁ系を求める読者には、だらだらとした主人公のお話はあまり興味がないのだと思います。
ざまぁ系・スカッと系に共通しているのは、この手のお話のキーは敵役だというところです。
敵にどれだけヘイトを溜めれるかがすべてです。
なので、小説でざまぁ要素が流行ってしまうのはあまりいいとは思えないのですが、どうなっていくかは未知数ですね。
ただ、一度この流行が根付いてしまうと、払拭するのは難しいのではないでしょうか。
もっとも手軽に、短時間で、快感を得られるからです。
似たり寄ったりになり、完全に飽きたという状態になるまで続くと思います。
ざまぁを書くのがしんどい作者の方は思い切って移住するのも手だと思います。
同様に、ざまぁ以外を読みたい読者も。
業界の中心ともいえる存在になっていた小説家になろうですが、今後どういう方針をとっていくか注目ですね。
ざまぁ系は昔から続いている、ある意味根強いジャンルです。
今まではまとめブログが担っていた役割が、どうしてか動画や小説といったエンタメに進出してきてしまっています。
理由は調査しましたが、決定的なこれというものはありませんでした。
まとめブログの露出の機会が減ったので、動画にしてみたところヒットした、と言う感じかと予想していますが、決定打はありません。あくまでも予想です。

私は物語にはワクワク要素を求めるので、現在の状況が改善したらいいと思っていますが、難しいでしょうね
このような状況が続いていった場合、小説は公募に戻っていく、ということも起きてくるかもしれません。
読者がざまぁに飽きて元のエンタメの流れに戻るか、このまま新たな領域へ突入するか注目ですね。
作者の方は、ある意味転換期ですので、動向を見極めていきましょう。
市場となろうのランキングを比較し、今後の予測を立てておくことが大切だと思います。

それでは、今回のだらだら考察はこのへんで。また次お会いしましょう
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